
産業保健師による健康コラム⑧☆冬の感染症対策、鍵は「喉・鼻の潤い」と「体質改善」です。
空気が乾燥し、気温も低くなる季節に流行するインフルエンザなどの感染症。これらに対する守りを固めるには、どのような点に留意すればいいのか。
弘前大学・京都大学・大正製薬による共同研究で、「インフルエンザにかかりやすい体質・生活習慣」が解析されました。
冬は夏場に比べて喉の渇きを感じにくく、水分摂取が少なくなる傾向があります。すると、ウイルス侵入の最前線である「口や鼻の粘膜」が乾燥し、荒れやすくなってしまいます。粘膜のバリア機能を維持し、感染リスクを下げるために、まずは以下の研究結果からご自身の状態をチェックしてみましょう。
【インフルエンザにかかりやすい人の5つの傾向】
研究によって明らかになった、特に注意が必要な方の特徴は以下の通りです。
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血糖値が高め 高血糖状態は免疫細胞の働きを低下させることが知られており、ウイルスに対する抵抗力が弱まりやすくなります。
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過去に肺炎になったことがある 呼吸器系に既往歴がある場合、粘膜の防御機能や肺の予備能力が影響を受けている可能性があります。
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多忙、睡眠不足 慢性的な疲労や睡眠欠乏は、自律神経を乱し、免疫システムの正常な稼働を妨げる大きな要因です。
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食事のバランスが偏り、野菜が不足している 粘膜の健康を維持するビタミン類や、免疫力を支える抗酸化物質が不足すると、ウイルスが侵入しやすい環境を作ってしまいます。
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アレルギーがある 鼻炎などのアレルギーがある方は、もともと粘膜が炎症を起こしやすく、バリア機能がデリケートな状態にあります。
この共同研究では、上にあげたような傾向に複数当てはまると、発症リスクが最大3.6倍に高まることも判明しました。
【粘膜バリアを守る!今日からできる3つの対策】
日々の体質改善に加え、物理的に粘膜を保護するケアが重要です。以下の対策を日常生活に取り入れましょう。
・こまめな水分補給で喉を潤す 一度にたくさん飲むよりも、少量を頻繁に摂取することが大切です。喉の粘膜を常に湿らせておくことで、ウイルスの付着と侵入を防ぎます。
・外ではマスクをして鼻粘膜を乾燥から守る マスクは飛沫を防ぐだけでなく、自分の吐息で適度な湿度を保つ「保湿器」の役割も果たします。冷たく乾いた外気から鼻粘膜を直接守りましょう。
・職場や自宅では、湿度を50%~60%に保つ 暖房を使用すると、室内はいつの間にか驚くほど乾燥していることが多いものです。ウイルスの活性を抑え、粘膜の潤いを保つためには50%以上の湿度が必要です。(暖房により、いつの間にか乾燥していることが多いです。)
湿度計を使用し、「湿度の見える化」を行うことをおすすめします。加湿器を使用する際は、定期的なフィルターの清掃も忘れずに行いましょう。フィルターのカビは、インフルエンザだけでなくアレルギー反応に繋がる原因にもなります。
「湿度の見える化」とメンテナンスの重要性
まずは体全体の免疫力を高めることが大切です。充分な睡眠、バランスの取れた食事、腸内環境を整える「腸活」などの対策が知られています。
加えて、体内へのウイルス侵入を防ぐために、口や鼻など呼吸器官の粘膜を健やかに保つことも非常に重要です。
体質改善と粘膜ケアの両面から予防を徹底し、この冬を元気に乗り切りましょう。
感覚に頼らず数値をチェックすることで、適切な環境作りが可能になります。
また、加湿器を使用する際は、定期的なフィルターの清掃も忘れずに行いましょう。フィルターに繁殖したカビや雑菌を撒き散らしてしまうと、インフルエンザだけでなく、深刻なアレルギー反応や呼吸器疾患に繋がる原因にもなります。
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