
産業保健師による健康コラム③☆「職場のモヤモヤをなくす!」女性の健康、男性上司の理解が鍵
女性の「つらい」をなくす、新しい働き方
「生理痛がひどくて動けない」「なんだか体調が優れない」。女性が抱えるこのような体調不良は、実は多くの職場で「見えない問題」になっています。
多くの女性は、体の悩みを男性上司に相談することをためらいがちです。「甘えていると思われたらどうしよう」「仕事に影響があると思われたくない」。そうした気持ちから、痛みを我慢したり、無理をして出社したりしてしまうことが少なくありません。
しかし、このような「我慢」は、女性にとってつらいだけでなく、会社にとっても大きな損失です。体調が悪い状態で仕事をするのは、本来の力が発揮できません。集中力が下がってミスが増えたり、仕事の効率が落ちてしまったりします。
大切なのは、上司の「一言」
この問題を解決する鍵は、男性上司の理解です。
ある会社では、生理痛で苦しむ女性社員に、男性上司がこう声をかけました。
「最近つらそうだね。もし体のことで悩んでいるなら、無理せず病院に行ってみるのもいいと思うよ」
この一言が、女性社員の気持ちを大きく変えました。「我慢しなくていいんだ」「病院に行くという選択肢もあるんだ」と気づき、勇気を出して受診。適切な治療を始めたことで、体調が劇的に改善し、笑顔で仕事に戻ることができました。
会社全体のメリット
この経験から、その会社では「女性の健康」について、特に男性管理職が学ぶためのセミナーを開くようになりました。その結果、女性社員からは**「上司に相談しやすくなった」「治療を始めるきっかけになった」**という声が聞かれるようになりました。
女性が安心して体調のことを話せるようになると、会社全体の雰囲気もよくなります。お互いのことを理解し、支え合うことで、社員一人ひとりがもっと力を発揮できるようになり、結果的に会社の生産性も上がります。
女性の健康問題への理解を深めることは、これからの時代、すべての会社に求められる大切な取り組みです。すべての社員が生き生きと働ける、よりよい職場をつくるための第一歩なのです。
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