
産業保健師による健康コラム②☆「熱中症対策、できていますか?」
熱中症対策、できていますか?
2025年6月より「熱中症対策」が義務化されました。これは、労働安全衛生規則の改正によるもので、熱中症の重症化を防ぐための体制整備や手順作成、関係者への周知が義務付けられます。熱中症は、適切な対策を講じなければ、命に関わる危険な状態になる可能性があります。そのため、事業者は、従業員の安全と健康を守るために、熱中症対策を徹底する必要があります。
<熱中症になりやすい人、重症化を防ぐには>
体調不良者(二日酔い、睡眠不足、朝食抜き、持病のある方など)や、発汗しにくい高齢労働者は特に注意が必要です。作業量や作業場所への配慮をしましょう。
重症化を防ぐには、周囲が「気づき」、「判断し」、「対処する」ことが重要です。労働者への周知を徹底しましょう。救急車を呼ぶか迷う場合は、#7119(24時間救急電話相談窓口)も活用してください。
今年も暑い夏がやってきます。職場での熱中症対策は、事業者の義務であることをご存じでしょうか? 対策を怠ると、6ヶ月以下の懲役または50万円以下の罰金が科せられる場合があります(労働安全衛生法第119条)。熱中症予防には、①体制整備 ②手順作成 ③関係者への周知 の3つの対策が必須。特に7月は、体が暑さに慣れていないため、急に気温が上がる日には十分な注意が必要です。
熱中症予防に関する詳細は、厚生労働省の「職場における熱中症予防情報」や「働く人の今すぐ使える熱中症ガイド」をご参照ください。
【参考情報】
厚生労働省「職場における熱中症予防情報」 https://neccyusho.mhlw.go.jp/
厚生労働省「働く人の今すぐ使える熱中症ガイド」 https://neccyusho.mhlw.go.jp/download/
厚生労働省「熱中症クールワークキャンペーン概要」

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